サッカー戦術としてポジショナルプレーとは?ということで、概念的には簡単にいうと勝つための概念。指針であり勝つためのノウハウ。一言でいえば定石。ですと、過去記事でここでは定義しました。
それならば、ポジショナルプレーは定石ならば基準などの考え方、ガイドラインがあるよねってことで勉強しながら書いてきたいと思います。
ポジショナルプレーの3つの優位性
ポジショナルプレーは定石というところであるので、定石として組み立てる・成立させるための基準や価値観があると思います。(ここは将棋やチェスと同じところ)
3つの優位性があるとされています。
- 量的優位性
- 質的優位性
- 位置的優位性
それぞれに書いていきます。
量的優位性
数的に有利なことです。ポジショナルプレーに落とし込むと有利になるポジションをとることです。1人vs1人より1人vs2人のほうが数的に優位となります。そういった局面を多く作れるような位置関係になるということです。
質的優位性
選手個々の能力で相手を上回っていることです。技術的に優れているのか、スピードが優れているのか、体格などが優れているのかなどです。
1VS1の局面は必ず発生します。その局面で勝っていけるのかというところで、相手より上回っていれば優位な状況と得ることができます。
スピードを武器とする選手であればドリブルで優位ですし、テクニックが高ければやはりドリブルで優位です。身長の高い選手であればヘディングで優位です。
この優位性が一番わかりやすいです。経験があれば、やられた~~と思うことがあるので。
これ画像を作ろうかと思いましたが、実際の試合のプレーをみるのが早いです。メッシみるとわかると思います。わかっていても止められないという感がすごいです。
位置的優位性
簡単にいうと、相手の嫌がるポジションに位置することです。他の記事でも書いていますが、どうしても弱点になる場所があります。MFとDFの間もそうですし、DFとDFの間、センターバックとサイドバックの間のチャネル、DFの裏のスペース・・・
そういった場所はゴールにつながるプレーをされる危険があるスペースです。そういった場所でプレー出来れば優位になります。DFの裏でボールを受けたらそのままゴールということになります。
下の図はあくまで例ですが、弱点であるスペースに黄色の選手が立つと、陣形が少なからずずれます。その時、青の選手がプレーできる位置にポジションをとるとすればシュートに持ち込めます。相手より優位なポジションに立っているということができれば良いのです。
ポジショナルプレーは勝ち方のノウハウですが、戦術を考えるうえで、3つの優位性を考慮して戦術立案をするのが良いと思います。
せば~~
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参考にしたサイト
サッカーを革新したチェスの概念。ポジショナルプレーという配置論 | footballista
ポジショナルプレー、これが決定版。グアルディオラに直接聞いてみた。 - 海外サッカー - Number Web - ナンバー