日本代表がスペインに勝つために個人的意見を書いていきます。
第一弾では
状況や、試合全体の展開は押し込まれるだろうという想定を書きました。
スペイン代表の戦術面、抑えるべきポイントについてです。
・基本的にスペイン代表のメンバーを見ると当然ですが、テクニックは高水準で、メンバー構成もベテラン以外に良い若手メンバーもいて、誰が出てもスペインのサッカーをします。
・DFのDF間のスペースを利用する。引き出されると危険
・DFラインとボランチの間のスペースを利用する。引き出されると危険
・FWはワイドに高い位置を取る
・サイドバックが高い位置に入る(上がってくる)
・ブスケツのアンカーの場合起点となる仕事をする。
・ブスケツが少し取られたとしても、センターバックがパスを供給できる能力がある。
・ブスケツ以外にロドリなどが出ても基本は変わらない
・ボール奪取はカウンタープレスを志向する。
・中盤のパスワークがレベルが高い
改めて怪物のようなチームだと感じます。
ただ、ポイントはボールの起点(ブスケツ、センターバック)、スペースを与えないというところだと思います。
まず、ブスケツ・センターバックについてですが、ドイツ戦、コスタリカ戦など
もそうですが、ブスケツが起点、あるいは経由地になることが非常に多いです。
ドイツ戦の得点をみると
DFからブスケツという中継地点となっています。コスタリカ戦でも同様で得点の際に
ブスケツが起点となる得点もありました。スペインの場合ここにセンターバックも持ち運びができる特徴があります。ブスケツが抑えられれば、センターバックが持ち上がる、あるいはパスを供給することができます。ここをいかに抑えられるかが日本にとっても重要となります。
もう一つスペースです。スペイン代表はワイドに張ったウィングの位置も特徴できです。2列目の選手が走りこむスペース、プレーエリアを作ること、サイドバックの選手のプレーエリアを生み出します。ワイドにすることにより、縦に並ぶのではなく、角度をつけて並ぶ(同一レーンとならない)という仕掛けを持っています。
ブスケツや中盤がボール保持をした場合、そこにチェックしに行くと、引き出されて
やはりスペースが生み出されます。
このようなポジショニング、動きをチーム全体が連動して動くので、縦、横の空間スペースがどこかに生まれてしまうというような攻撃を仕掛けてきます。
基本的にはどこの強豪国もスペースを生み出す、守備側が埋めるということを行いますが、スペインの場合には、パスワークも高レベルにあるので、パスワークとポジションの両方で揺さぶりをかけてくるところが特徴的だと思います。
スペイン相手にまずは守備時にはこの点を踏まえる必要があります。
日本代表が攻撃面で逆に仕掛けるとすると、スペインのスペースを突く戦いに
なると思います。
・全体的にハイラインになるので、その裏のスペースを突く、
・スペインがオーバーロード(あえて特定の位置に人を集める、あるいは特定位置から攻撃をする)をした場合に空いたスペース、
・サイドバックが上がってきた裏のスペース
ただ展開的に攻撃されてからカウンタープレスをかいくぐることにはなるので
難しさはあります狙うべきはそこになるかと思います。
その3に続きます