2024アジアカップ 日本代表VSイラン戦 敗因分析その1 ハイプレス対策ができていなかった。

2024年アジアカップの日本代表はイランに敗退してベスト8までで大会を終えました。日本戦内容を振り返りたいと思います。

勝ちを拾える試合でしたので非常に残念でした。勝つことができなかった理由は
さまざまな方が意見をだしていますが、このブログらしく戦術面で思うところがあるのでそこを書いてみます。

このブログで注目した原因はハイプレスです。
日本はゴールキックの場合に基本的にはDFラインからボールをつないでいきます。
GKの鈴木選手からセンターバックに預けて展開していきます。

前半はイランはこの局面で、両センターバックにプレッシャーをかけずにいたので
富安選手・板倉選手から両サイドバック、またはボランチにボールを展開できていました。
後半には状況が変わります。イランがハイプレスを仕掛けてきました。GK鈴木選手がもつと、両センターバックサイドバックボランチにプレッシャーを与えます。
ここに敗因があります。

日本はハイプレスを掛けられ際の回避あるいは反撃の方法を持ち合わせていなかったと思います。ほぼすべての局面で回避することがでてきていませんでした。
特に1失点目はイランのハイプレスからボールを奪われ得点をされています。
明らかにこの部分の対策ができていれば最悪の事態は免れた可能性があります。
ハイプレスを回避できないことは

・日本がボールを前線に運べないことで攻撃が成立しない
・日本がボールを保持できないことで安全に時間を経過できない
・ボールを奪われることでイランのロングボール主体の攻撃を受けることになる

につながります。

それでも久保選手・前田選手が交代以前は、まだ耐えていました。
久保選手にボールが渡れば、少なからず保持することはできていました。また前田選手の守備が聞いていたと思います。が、交代後は南野選手はボールを収められていませんでした。三苫選手にしても攻撃力を期待するとしてもボールが入らないと意味がありません。

なので、日本としてはイランのハイプレス回避を行えていれば、攻撃を行うことは難しかったかもしれませんが、もう少し押し込まれるだけでなく抵抗できたと思います。
明らかにここさえできていれば試合の流れは変化していたはずです。

 

次の記事に続きます。

 

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