試合レビュー トゥールーズ VS スタッド・ランス リーグアン 第24節 昌子選手出場

トゥールーズ VS スタッド・ランス リーグアン 第24節の試合をお送りします。
昌子選手も出場しました。
試合全体を通して1-1で勝ち点を拾えたのはよかったと思います。本当は勝利することがトゥールーズとしては当然よかったのですが、先に得点を与えてから追いついたのはよかったでしょう。
まずはスタメンから

トゥールーズvsランス スタメン

トゥールーズvsランス スタメン

トゥールーズは4-2-3-1をベースとしてきました。試合中は攻撃・守備で3バックと4バックを切り替えながら対応するという形です。試合の戦術的狙いなどを考察してみましょう。


トゥールーズの戦術

トゥールーズは4バックではありますが、右サイドバックのディアキテ選手を一列前に上げて攻撃参加を意図していたものと思います。ディアキテ選手は高い位置をとるべくかなり前にポジションをとっていました。全体としては右サイドを上げて3バックにしていく戦術であったというのが見受けられます。

 

トゥールーズのフォーメーション変換

トゥールーズのフォーメーション変換

基本的には全体を右にスライドさせながら右サイドがインサイドハーフの右に入る形を
想定し右サイドの攻撃で数的優位を作りながら抑え込むという戦術になります。

結果としてディフェンスラインの戦術に対する理解などは不足していたかと思います。
昌子選手含め全体的にポジショニングなど理解が足りていませんでした。
試合の前半は特に認識にずれがあったように思えます。
前半27分でもその意図が透けて見える局面がありました。

27分ごろの戦術意図が見える動き

27分ごろの戦術意図が見える動き

ここで昌子選手がボランチにボールを入れるタイミングでディアキテ選手はハーフポジションに移動する動きを素早く見せます。(黄色矢印は動く方向です)ここで昌子選手ももう少し右サイドに開く動きをする事が必要だったともいます。ここのところに意識のずれがあったかと少し感じました。この後の展開は特に何事もなかったですが、開くことによりボランチからのパスを受ける事も出来るポジションでバランスをとれたと思います。

3バックに変形して攻撃を右側から行う意図が全体的に共有が無いように見えます。
全体的にディアキア選手と昌子選手の位置関係により、距離が延びる印象がありました。こういったところは戦術理解は高める必要があると思います。
こういうところは監督も大変なんだろうと思います。
昌子選手もラインコントロールの難しさがあると思います。

試合全体を通して韓国人の大型FWとのマッチアップもありましたが、ランスも右サイドにオーバーロード(密集)してきた時間帯もあるので受けながら、展開は難しかったとは思います。

昌子選手にはもっと上に上がるためにも戦術面でも磨きかけてほしいです。
期待しています。

 

オーバーロードの用語は下記で説明しています。

 

kazuboy33.hatenablog.com

 

試合ハイライトはこちら

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 せば~~~