2024アジアカップ 日本代表VSイラン戦 どうしたら勝てたのか? 有効な対策案はこれだと思う ロングボール対策と選手交代策

前回の記事に続き、ではどのように対策を打てばよかったというところを
書いていきたいと思います。あくまで個人の見解ですが・・・

 

kazuboy33.hatenablog.com

まず後半状況を整理すると

  1. イラン ロングボール主体の攻撃を前半から仕掛けてきた。
    日本 パスの根元は牽制できていたが、ただし守備陣は裏を取られるケースがあり対処に苦慮していた
  2. 後半からイランはハイプレスを仕掛けてきた。日本はハイプレスの回避ができない状況(イランはハイプレスのため3バックに)
  3. 板倉選手が負傷?していた可能性あり(試合を見ているだけではわからず)

まず1については、試合前からイランはロングボールで仕掛けてくることは予想されていたことです。ここは選手のコメントでも意識していたこと、また日本はイラク戦で同様の攻撃を受けて負けていたことがあります。日本を分析して臨んでくる以上、ロングボールのほうがアズムンドなどの高さ、強さを生かせるとイランは踏んだはずです。
2について、明らかに後半からハイプレスを仕掛けてきました。(前の記事にかいた)
これはイランのゲームプランとして後半は前から行こうという形、また最もポイントなのが、トップしたの久保選手にボールを扱わせないということを意図していたものと思います。1失点目は久保選手へのボールをカットしたところからの失点です。明らかに狙っていました。


対策案


2のハイプレスの回避策については試合中には対応が難しかったと思います。少なくとも、ハイプレスに対するボールの運び方・ビルドアップはチーム全体で連携して動く必要があるので、付け焼刃では難しいです。前の記事でも書きましたが、ここが整理できていないのが問題です。なので、ここは個人の能力に頼るほかありません。ただし、相手チームの狙いに対して対策していくことで軽減はできるかと思います。

問題の根源が前にボールを運べない・ビルドアップができない(ハイプレス回避)とすれば三苫選手・南野選手を実際には交代しましたが意味がありません。そもそもボールを久保選手のところに入らないようにイランが対応しているので、選手を入れ替えただけで、システムも変更しないのであればイランは同じ対策をしてきます。
ボールが三苫選手・南野選手に預けられなという結果は目に見えています。改善はしません。

状況からすれば、相手でているところをつぶしていくか、守備強化が必要です。


個人的にはあくまでもまずはロングボールに対する対策ということになりますが、
ここで2つの案を考えます。ちなみに板倉選手が怪我をしていたなら交代という選択になりますが、事実がわからないというのもあるので交代をしないとします。

1.4-3-3へ変更し、中盤の位置の守備力を強化する。

4-3-3案

4-3-3案



この案は狙いとして、イランはDFをプレスを実現するために3バックに変化させています。そしてボランチとDFラインの1枚で久保選手のところを塞ぐということ、また塞いだら、ロングボールを供給してきます。ここをどうにか抑えるという狙いです。
少なくともここでロングボールを出させないという形にすること、その部分で人数をかけることでイランを上回るということであれば少なくとも守備陣の負担は減少できます。
交代するならば、堂安選手 OR 前田選手を、佐野選手に変更。久保選手を左OR右にポジションを変更します。


2.3バックの方式に変更し、2ボランチとする。

3バック案

3バック案

この案の狙いとしては、ロングボールを受ける守備陣の強化となります。左右ともに攻撃に対する負担がでていました。なので高さに勝る町田選手を一枚投入、ここでも前田選手か堂安選手と交代することとします。この場合も久保選手を左OR右のどちらかにポジションを移動します。

 

変更後の攻撃の仕方・ビルドアップの仕方


1と2のプランのどちらも、攻撃はイラン守備陣の裏を狙ってボールをいれるということになります。
イランがロングボールで来るなら、日本もロングボールです。目には目を、葉には歯をです。

ハイプレス回避でショートパスでは崩せないかつ、状況からするとイランの弱点は裏側になるのでそこにロングボールで攻撃して、日本の両WGがサイドからの攻撃を仕掛けるというのが基本戦術になります。
このくらいはっきりハイプレス回避にはとりあえず裏に出せ とすれば迷わないと思います。

選手交代については一人を交代するということだけで変化させます。そのうえで、
三苫選手を投入するというのであれば攻撃力が増します。久保選手は基本サイドもできるのと、縦の推進力が堂安選手より上であること、また、明らかにイランが不得意とするテクニックもあるので下げたくないです。
堂安選手もよい選手ですので悩みどころではありますが、縦への推進力を重視すると久保選手を残したいと個人的には思います。

いかがでしょうか?個人的な見解なんですが、こうしたらもしかしたらと思っています。

森保監督は三苫選手と南野選手を交代しましたが、試合がはじまるまえから
単純に決まっていた交代なのかなと思います。攻撃をよくする・状況に合わせて対処するも・守備を強化するなどの意図がない、単純に予定をこなしたのではと
思います。
でも試合は リアルタイムで進んでいる・・・ と思います。


 

kazuboy33.hatenablog.com

 

kazuboy33.hatenablog.com

 

2024アジアカップ 日本代表VSイラン戦 敗因分析その1 ハイプレス対策ができていなかった。(2)

前回記事では長くなりすぎてしまうので2回に分けます。

 

kazuboy33.hatenablog.com

 


イラン代表のハイプレスに対して対策を打てていなかったことによって

  • 日本がボールを前線に運べないことで攻撃が成立しない
  • 日本がボールを保持できないことで安全に時間を経過できない
  • ボールを奪われることでイランのロングボール主体の攻撃を受けることになる

という事象が起きていました。ここで回避するすべがあればよかったと思います。
具体的には下図の状態となったときにバックパスが多くなること、またボールを運べなかったことがあります。

日本のGK時のイランのプレス

日本のGK時のイランのプレス


失点のシーンも結局このことが要因ですし、何度も試合中に起きた事象でした。

この時、回避するならば、一例ですが

  • GKからサイドバックに直接ボールをつける
  • 左サイドにボールを出して、バックパスしたならば、そのまま右サイドのSBまで直接パスを回す
  • ボランチが寄ってくる、FWの選手の位置が配置についたら、逆サイドはスペースやギャップを狙う

イランのハイプレス回避(直接SBにパス)

イランのハイプレス回避(直接SBにパス)

この動きができそうでできませんでした。この時、板倉選手を経由すると、ワンステップ多く、その間に寄せが来るため、右サイドもボールを保持して次のアクションが起こせない状態となります(具体的に何度もこのパターンが起きた)

仮に右サイドの毎熊選手にボールが受け渡しできたとするならば

イランのハイプレス回避(SB以降の展開)

イランのハイプレス回避(SB以降の展開)

堂安選手、上田選手、久保選手の動きとの連動でボールを前に運ぶ可能性があります。
とにかくギャップを生み出していくこと、空いたスペースを使うこと、これで最終ラインからボールを前へつなぐことができます。あくまで一例ですし、このほかにも回避方法はありますが、裏のスペースを突くことができるならばチャンスにもなります。イランは前から追ってくるがゆえに裏のスペースに空間ができます。

ハイプレスをする側ではなく、受けた場合にどのように回避するかここが日本ができていないと思いました。なぜならば、このケースは最初はGKからSBへのパスが必要となります。そのパターンは1回か2回しかできていない。その点からも事前にチームとして落とし込んでいなかったと思います。

この試合については、いろいろな方が、原因を主張しています。ロングボール対策、
交代策、チームマネジメントにかかわるところまで、さまざまありますが、
ハイプレスを仕掛けられたときにどうするのか?は対策しないといけないと
個人的には思います。


追記更新
ハイプレスを回避さえすれば、ボールが保持できる、保持が高い位置でできれば、
その間にディフェンスラインを上げることができるという流れが作れると思います。
日本のリズムに持ち込めるし流れもつかめる。そして、ボールを相手に渡さないですむからロングボールをけりこまれる回数を少なくできるということが言えます。

はっきりって、この部分がでいていないのはチームの基礎となる考え方、コンセプト、戦術レベルで穴があると思います。

2024アジアカップ 日本代表VSイラン戦 敗因分析その1 ハイプレス対策ができていなかった。

2024年アジアカップの日本代表はイランに敗退してベスト8までで大会を終えました。日本戦内容を振り返りたいと思います。

勝ちを拾える試合でしたので非常に残念でした。勝つことができなかった理由は
さまざまな方が意見をだしていますが、このブログらしく戦術面で思うところがあるのでそこを書いてみます。

このブログで注目した原因はハイプレスです。
日本はゴールキックの場合に基本的にはDFラインからボールをつないでいきます。
GKの鈴木選手からセンターバックに預けて展開していきます。

前半はイランはこの局面で、両センターバックにプレッシャーをかけずにいたので
富安選手・板倉選手から両サイドバック、またはボランチにボールを展開できていました。
後半には状況が変わります。イランがハイプレスを仕掛けてきました。GK鈴木選手がもつと、両センターバックサイドバックボランチにプレッシャーを与えます。
ここに敗因があります。

日本はハイプレスを掛けられ際の回避あるいは反撃の方法を持ち合わせていなかったと思います。ほぼすべての局面で回避することがでてきていませんでした。
特に1失点目はイランのハイプレスからボールを奪われ得点をされています。
明らかにこの部分の対策ができていれば最悪の事態は免れた可能性があります。
ハイプレスを回避できないことは

・日本がボールを前線に運べないことで攻撃が成立しない
・日本がボールを保持できないことで安全に時間を経過できない
・ボールを奪われることでイランのロングボール主体の攻撃を受けることになる

につながります。

それでも久保選手・前田選手が交代以前は、まだ耐えていました。
久保選手にボールが渡れば、少なからず保持することはできていました。また前田選手の守備が聞いていたと思います。が、交代後は南野選手はボールを収められていませんでした。三苫選手にしても攻撃力を期待するとしてもボールが入らないと意味がありません。

なので、日本としてはイランのハイプレス回避を行えていれば、攻撃を行うことは難しかったかもしれませんが、もう少し押し込まれるだけでなく抵抗できたと思います。
明らかにここさえできていれば試合の流れは変化していたはずです。

 

次の記事に続きます。

 

kazuboy33.hatenablog.com

 

カタールワールドカップ 日本 VS クロアチア 試合レビュー 戦術三苫をうまく封じられた。よりアップデート

個人的な意見を書いていきます。

本当に悔しいです。ただ、もう今までとは違い、相手も日本を脅威だと思い
きちんと対策を打ってくるということ、そこは決定的に今までとは違うと思います。

日本サッカーが進化しているから壁に当たるわけで、
日本の現在地がわかったと思います。
悔しいですが、課題は課題として次の大会で超えていくということかなと思います。

クロアチア代表にも感謝ですね。よい試合でした。

ここから、負けた試合のなぜというところで、個人的に思うところを書きます。

前提として90分+延長30分での内容を書いていきますし、課題だと思った点
?となった点を書きます。

 

スタメン

日本VSクロアチアスタメン

日本VSクロアチアスタメン

日本は3バックでの入りです。他のメディア、記事などでも触れられていましたが
3バックから、前線からの守備で入りリズムを作っていくということが狙いだと思います。
怪我、コンディション不良の選手を除き結果も伴ったベストな布陣かと思います。
浅野選手を後半、三苫選手後半というのはドイツの采配と同じ形です。

前半でよければそのまま勝ち切る、ダメであれば攻撃態勢に入るというゲームプランを今大会の基本としていますので、その入り方でした。
ただ、結果としてPKの末での敗戦になっています。

今回はいくつかの個人的に課題と思われる点、?という点を書きます。
1.クロアチアのクロスからの失点
2.後半の交代・フォーメーション
3.三苫選手の攻撃の活用とクロアチアの対策


1.クロアチアのクロスからの失点について

 

クロアチアの攻撃パターンにはまりました。もう少し距離を詰めていたらクロスは
上げられなかったのかなと思います。
このブログでも試合前の予想・レビューでも書きましたが、クロアチアはえぐることができないなら、クロスを早めに上げるという深く進むにこだわらないところもあります

実際に欧州予選の得点シーンなども見ると、クロアチアは前線に人がそろえば、
早めにいれる傾向もみられています。
日本代表に高さで戦うというのは予想されていたことです。


2.後半の交代・フォーメーション

 

日本は失点してからの交代でアクセルを踏んだと思いますが、そもそも
リードして後半を折り返したときにどういったゲームプランとするのかというところは
現状維持だったと思いますが、先にアクションを起こすこともできたのかなと思います。
あくまで先手を打つという意味です。確かに失点までは動きずらいという状況はわかりますがプランをどうするべきかというのはあります。追加点を取りに行くのか、守っていくのか。延長に入るのであればフレッシュな選手を全部出す。
というものもあったと思います。守備・攻撃両面でフレッシュであれば
アドバンテージは生み出せるので。26人を選びその中で使うのであればだれを出してもよいという判断もありだと思います。


交代については

62分 ブルーノペトコビッチ選手(FW)→アンテブディメル選手(FW)
64分  長友選手→三苫選手、前田選手→浅野選手
68分 アンドレイクラマリッチ選手(FW)→マリオパシャリッチ選手(MF)
75分  鎌田選手→酒井選手
87分  堂安選手→南野選手
99分 マテオコバチッチ選手(MF)→二コラブラシッチ選手(MF)
99分 ルカモドリッチ選手(MF)→ロブロマイェル選手(MF)
105分  守田選手→田中選手
105分 イバンペリシッチ選手(FW)→ミスラフオルシッチ選手(FW)
105分 アンテブティミル選手(FW)→マルコリバヤ選手(FW)

という流れです。

交代枠は延長は1人追加され合計6名まで変えられます。たあ、クロアチアは枠を使い切ったのですが、日本は使い切りませんでした。
変えることが難しい、人がいないというところ(安定を崩すわけにはいかない)はあるにしろ、戦況を把握したうえで交代をするというのはあり得たのではないかと思います。

3.三苫選手の攻撃の活用とクロアチアの対策

戦術三苫というワードが生まれたのですが、戦術に組み入れるにはもう少し緻密な
パターン化、戦術的落とし込みが必要だったと思います。
日本はボール非保持の場合での崩しが弱点です。
実質コスタリカにはボールを持たされた状態では攻めきれなかったですし、
アジア予選でも持たされると崩しきれないというのは実際のところえす。


具体的にはボールを三苫選手に運ぶところだと思うのです。
三苫選手をどのエリアで勝負させるのか、そこから逆算して三苫選手へどうパスを出すかというところです。

クロアチアはきちんと三苫選手に対しての対策を打ち出していました。
もっとも顕著なのは三苫選手を陰に置く、パスコースを限定した守備だったと思います。少なくともこの動きでその攻撃力を半減させることができています。
そのうえで入ったらディフェンスをする。という2段構えでした。

逆にいうと、三苫選手にボールを入れるまでに経由地を作る必要があったのだと思います。左でゲームを作れないというのがベースだと思います。トップのワイドに張るイメージの場合、ボランチ、トップ下との連携で高い位置を取るなり、そこに持っていく必要がありましたが、そこができていない。三苫選手はボールを受ければ仕事可能なのですから、そこにボールをいかにいれるか。
そこを考えてパターンを一つ作るべきかと思います。その攻撃パターンから派生パターン、そこから、選手個人のセッションという型破りができるわけです。
そういったところは工夫するとより相手に脅威となるのではないかと思います。

その意味ではパスを出す側としての改善するべきところもあるかと思いますし
フォーメーションを変える(立ち位置を変える)ことで変化させることもあるのではないかと思います。

352とするなどもありますし、パサーを入れるというのもあるかと思います。
左サイドの攻撃に比重を置きに行くというバランス調整もあるかもしれません。

改善することは三苫選手ではない場合で、左サイドの攻撃の厚みが増すことになるとも思います。

 

カタールワールドカップ 日本 VS クロアチア 試合予想 セットプレーが鍵かもしれない・・・

個人的な主観なのですが、書いていきたいと思います。

日本代表のベスト8をかけた戦いということでクロアチア戦の予想される展開
どうしたら勝てるのかを考えてみました。

クロアチアについてはグループステージを1勝2分けで上がってきています。
失点は今大会は1失点です。

ベルギーとの試合も観ましたが、ベルギーの最終版の攻撃をしのぐという展開でした。
守りも相当に固いです。
注目のDF ブァルディオルはすごいです(バルディオルなのかな)
かなりタフなディフェンスしていました。もう一人は、やはりモドリッチですね。
年齢にかかわらず相当なプレーを未だに続けています。

落ち着きもありますし、パスも秀逸です。ほっとけば得点も取れます。
印象としては気の利くプレーもできる攻守がそろった選手です。当然バロンドール
獲得している世界最高峰のMFの一人ではあるので、フリーにはできないと思います。


想定されるクロアチア代表スタメン・フォーメーション


スタメンメンバーは大きくは変わらず、ベルギー戦のメンバーとほぼ同じなのかなと
思います。

クロアチア ベルギー戦のスタメン

クロアチア ベルギー戦のスタメン



そのうえで、クロアチアは欧州予選ではグループHでロシア、キプロス、などと
戦って出場してきました。予選の戦いをみても、基本フォーメーションは4バック、
MF/FWでいくつかパターンがあります。

上記のベルギー戦は4-3-3表記ですが、4-1-2-3のような変形した形となっています。基本ワンボランチで、右のMFにモドリッチが入る形というところです。
下の画像は攻撃方向が下になります。

クロアチア 予想フォーメーション

クロアチア 予想フォーメーション

基本的には欧州予選も基本、このフォーメーションの形の採用が多かったので、
日本戦もこの形ではくると思います。


クロアチアの基本的な戦い方


クロアチアは高さのある選手がそろっています。予選、グループの得点を見ると
クロスからヘディングなどの形が基本になっていると思います。ただし、モドリッチ
高い位置に入ると、シュート・パスの両方を選択できる能力があり、狭いスペースでの
崩しもできます。
攻撃で弱点なのは決定的なFWがいないことです。これは日本もそうですし、あのドイツでもそうでした。

守備時にはモドリッチ、右のコバッチッチが下りてくる形でスペースを埋めます。そして攻撃を封じる形です。DFも身長が高いため強さがあります。
ブァルディオル が相当に良いDFなので固さもあります。

クロアチア攻撃パターン1

クロアチア攻撃パターン1

クロアチア攻撃パターン2

クロアチア攻撃パターン2


日本代表の戦い方・気をつける点・予想フォーメーション


日本代表が戦うとすれば、攻撃としてはワンボランチの左右に広がるスペースを突く戦い方にはなると思います。モドリッチなどがいますが、クロアチアの攻撃を受けてカウンターというのが効果的かと。
前からプレッシャーをかける戦い方でもはまりそうですが、クロアチアの場合、
引いて守るも当然してくるので、そうなるとボール非保持が苦手な日本では崩しきれない可能性があります。

クロアチアコスタリカのように引いて守るということはしてこないでしょうし
スタッツだけみると、他の試合でもほぼ50%の保持率です。

試合展開としては割と両チームにチャンスが生まれると思います。
どちらも最後のゴールが生まれないということになる展開も予想されます。

もっとも気をつけるべきは、セットプレーとコーナーキックです。
コーナーキックは上背に勝るクロアチアは強いと思いますし、良い位置でのフリーキックモドリッチがけることになります。
モドリッチは位置によって直接狙ってくるということもあります(欧州予選でもフリーキックを決めています。)

日本代表はセットプレーは・・・(専任コーチがついたはずだが・・・)が弱点というかデザインされたものは未だにありませんし、
中村俊輔選手のようなフリーキックから得点を狙える選手がいません。そこが弱点となるかもしれません。

 

日本代表の個人的なスタメン


日本代表のスタメンは、現在のところ

・体調不良といわれている久保選手が出れない可能性があります。

・酒井選手が出場できるまでに回復というニュースもありました。

田中 板倉選手は累積警告で出られない
という状況もあります。

いわゆる3バック、343 か、541(343の変形)で入ってくるというのが
濃厚かと思います。

個人的スタメン

個人的スタメン




上の図で間違いがあります。板倉選手が累積ででられないので、谷口選手かなと思います。

高さが欲しいので上田選手(最初は浅野選手かもしれませんが、高さが欲しいというところで、どこかの交代で上田選手を抜擢)
酒井選手はまだコンディションが整っていないということで富安選手。

ここまで三苫選手をスターティングメンバーでは使っていないので、
この試合でも後半から。
堂安選手も後半から使いたいです。

前半の展開次第ですが、どこかのタイミングで攻撃力を挙げていく必要がある展開にはなると予想します(トーナメント戦ですし・・・)

正直、怪我、コンディションを考えるとなかなか、メンバー選択が難しいです。

カタールワールドカップ 日本 VS スペイン レビュー 

日本代表が勝利しました。

試合前の考察などと、個人的スタメンなどを書きました。
試合の振り返りをしていきたいと思います。

それではスタメンです。

日本VSスペインスタメン

日本VSスペインスタメン

この試合で、日本は343の布陣です。押し込まれたら5バックにも落ちて541のような形にも流れの中で変換しながらという形でした。

基本的にはブスケツと、センターバックに自由にやらせない、プレーに制限をかけるという狙いだったと思います。
前田選手はセンターバックをに制限をかけ、ボランチの田中選手、守田選手がブスケツも観ていくというようなことでみていくということです。

スペインサイドバック攻撃参加の場合の動き

スペインサイドバック攻撃参加の場合の動き



ただ、前半は日本の当初布陣で当てはまらない場合がありました。
というのも、スペインの右サイドのウィリアム選手がワイドに張って動かないということで、アスペリクエタ選手が上がるという動き、あるいはバルデ選手が上がるということで、スペインが攻撃時にポジション調整をした場合の343の並びとなることが少なかったです。
スペインとしても日本を見ながら、はまらないように動く形をとったとみています。

そのため、想定よりははまっていない印象でした。
うまくならなかったというのはあります。ある種動いてくれればはまるという考え方もあったと思いますが、思いのほか、そういった動きは少なかったと思います。

もう一つは、ブスケツ、ガビ、ペドリの動きもうまく抑えがきかなかったというところもあります。スペインはブスケツが中間ポジションを取るので、ブスケツをはめてボール奪取がうまくできませんでした。ガビ、ペドリが受けに動くということで逃がされてしまう局面もありました。

スペインに対する守備1

スペインに対する守備1

スペインに対する守備2

スペインに対する守備2


前半はボールを回せてうまく取れないという動きがおおく、押し込まれます。
その場合、日本は541となるイメージになります。森保監督も試合後コメントで541という点に関してコメントもしていました。

スペインに対する守備3

スペインに対する守備3

前半は1失点で何とか、かみ合わないながらも、捕まえて耐える時間が続きました。

後半は三苫選手・堂安選手を投入していきます。そして得点が生まれて逆転までもっていきます。

その後の守備ライン、守備の構築がもう一つ最後まで固い形になりました。
センターバックの形です。

スペインに対する守備4

スペインに対する守備4


試合全体を通してブスケツ選手やガビ選手、ペドリ選手を制限したこと、
堂安選手、三苫選手の攻撃による逆転までの展開
最後はリードを守りきるための富安選手を投入した変則的な守備陣形
これらが組み合わされて勝利につながったのだと思います。もちろん狙いがあって、
ポジション、守備の追い方などは整理されていますが、理解して作戦を遂行した
選手個人の能力の高さもあっての1勝だったと思います。

なお、スタッツ的にはボール支配率は20%を切っていて、スペインに1000本を超えるパス数を記録されています。ちなみにパス数を700本を超えることができたしあいで、
パスを回したほうが負ける試合はほとんどなく、負けたのは日本ドイツ戦、日本スペイン戦の2試合だけという結果だということです。

もう一つ日本の枠内シュートは3本でした。そのうち2本を決めているということになります。

 

カタールワールドカップ 日本 VS スペイン 試合前予想・プレビュー その5 個人的なスタメン と 森保監督の予想スタメン

日本代表がスペインに勝つために個人的意見を書いていきます。

状況などを踏まえて個人的な、スペインに勝つスタメンを考えました。

攻撃パターンを追記


※森保監督の考えるスタメンとは違います。

基本的な前提とコンセプト

・怪我・コンディションによって出場ができなさそうなどの情報がある選手は
 出場が難しいと考えてスタメンからは外す。

・90分間でできる限り攻撃時間を増やす。最大火力を前半から振り絞る

・引き分け狙いではなくあくまで攻撃時間を増やして、勝利を目標とする

・フォーメーションは4-2-3-1とします(その4で記載)
・引いて守る・カウンターの展開ではなく、ミドルサードからコンパクトに
 中盤スペースを埋めるという戦い方

・ロングカウンターではなく、ショートカウンターあるいは一度ボールを保持して
 攻撃をしていくというコンセプト

・スペインの中盤を自由にさせない前線からのチェックする。
・良いハイプレスを仕掛ける。あくまでもハイプレスの成否はDFラインの
 ラインを上げられるかにかかっている。(悪いハイプレスは論外、前田選手が追いかけまわすというのは、かわされて、スペースを空けるだけ)

個人的な日本代表のスペイン戦スタメン

個人的な日本代表のスペイン戦スタメン

キーバー
・2戦で出場している権田選手。DFラインとの連携の熟成度、信頼性を踏まえて選出

DFライン
・左は安定間と経験の長友選手。三苫選手との連携も経験でカバー可能。攻撃的にも
サイドバックの攻撃参加ができる。
センターバックは谷口選手、吉田選手。右サイドバックに富安選手を入れていくこと、ボランチの遠藤選手の怪我状態を考慮して、谷口選手と吉田選手とする。

ボランチ
・遠藤選手の怪我の状態を考慮。板倉選手をボランチで起用。センターバックボランチの両方をできる能力があるので、守備を中心として活躍が期待できる。コンディションもよさそう。


・柴崎選手
攻撃的な面を担当。縦パス、ロングパスを前線に送る。攻撃を作る役割を期待。スペインでもプレーしているので強度、経験も十分。
縦に入れられないという日本代表の課題がコスタリカ戦でも浮かび上がった。ボランチでパスを縦に送れる選手が不在だった。
ボランチから縦につけるということができなければ、サイドに逃げるしかなくなるのと攻撃に厚みがでない。その厚みを作れる選手だと思う。

MFの3枚
・右は伊東選手。コスタリカ戦では休ませているのでコンディションも上がっているはず。そのうえで右側の攻撃・守備は十分にこなせる。計算ができる選手。

・中央は久保選手。スペインでもプレーボール保持、ドリブルでの突破が可能。
足元で保持してもらい、左右に振っていくという役割。

・左は三苫選手。ドイツ戦、コスタリカ戦で、攻撃力を証明。攻撃の核となる選手
森保監督はジョーカー的役割で出場させているが、最大火力で前半から仕掛けるなら
スタメン。
明らかに攻撃力があり、相手が嫌がるのだからとにかく出場してほしい。サイドから切り込んで中央へのパスというのは得点のパターンとして成立する。
三苫選手ださないなら勝てない


三苫選手も90分以上十分に戦えるのだから90分フルに出場してもらえる(キャプテン翼の三杉君ではないのだからフル出場を絶対にしてほしい)


FW
南野選手。このコンセプトの場合、スピード勝負ではない、きちんとセンターバックとMFの中央をチェックできればスピードは必要がない。かつロングカウンターを発動するのではなくショートカウンター狙い。スピード競争になるスペースはないし、そういった戦いかたにはならない。
むしろボールをまずは保持して攻撃に厚みを持たせるというところでプレーを期待。


基本的には中盤での戦いでロングカウンターの展開ではない、ハイプレスをするにしろ、追いかけまわすプレーにはせず、とにかく中盤をコンパクトにしていく方針で
考えてみました。守備は板倉選手をボランチに谷口選手をセンターバックに置くことで
守備力をアップということにしています。

交代は伊東選手→堂安選手、状況によって谷口選手の代わりに攻撃的選手を入れるという形はあるかと、富安選手がもし怪我がやはりあるということであれば山根選手と交代ということかなと思います。

 

個人的なスタメンでの守備の考え方(コンセプト)

守備の考え方

守備の考え方

守備はミドルサードから、ボールをむやみ追いかけないこと、DFがラインを上げることで中盤をコンパクトにする。
攻撃のパターンとしてはボール奪取位置、状況によって、理想だなと思える3パターン

攻撃のパターン(理想)

攻撃のパターン(理想)

攻撃パターン2

攻撃パターン2

攻撃パターン3

攻撃パターン3

 


森保監督のスタメン


予想では今までの流れからたぶんこうなるのかなというスタメンです。

森保監督のスタメン(予想)

森保監督のスタメン(予想)


日本代表には勝利してもらって、決勝トーナメント進出をしてもらいましょう

みなさんも、自分のスタメンがあると思いますが楽しみましょう

 

 

kazuboy33.hatenablog.com

kazuboy33.hatenablog.com

kazuboy33.hatenablog.com

kazuboy33.hatenablog.com