カタールワールドカップ 日本 VS スペイン レビュー 

日本代表が勝利しました。

試合前の考察などと、個人的スタメンなどを書きました。
試合の振り返りをしていきたいと思います。

それではスタメンです。

日本VSスペインスタメン

日本VSスペインスタメン

この試合で、日本は343の布陣です。押し込まれたら5バックにも落ちて541のような形にも流れの中で変換しながらという形でした。

基本的にはブスケツと、センターバックに自由にやらせない、プレーに制限をかけるという狙いだったと思います。
前田選手はセンターバックをに制限をかけ、ボランチの田中選手、守田選手がブスケツも観ていくというようなことでみていくということです。

スペインサイドバック攻撃参加の場合の動き

スペインサイドバック攻撃参加の場合の動き



ただ、前半は日本の当初布陣で当てはまらない場合がありました。
というのも、スペインの右サイドのウィリアム選手がワイドに張って動かないということで、アスペリクエタ選手が上がるという動き、あるいはバルデ選手が上がるということで、スペインが攻撃時にポジション調整をした場合の343の並びとなることが少なかったです。
スペインとしても日本を見ながら、はまらないように動く形をとったとみています。

そのため、想定よりははまっていない印象でした。
うまくならなかったというのはあります。ある種動いてくれればはまるという考え方もあったと思いますが、思いのほか、そういった動きは少なかったと思います。

もう一つは、ブスケツ、ガビ、ペドリの動きもうまく抑えがきかなかったというところもあります。スペインはブスケツが中間ポジションを取るので、ブスケツをはめてボール奪取がうまくできませんでした。ガビ、ペドリが受けに動くということで逃がされてしまう局面もありました。

スペインに対する守備1

スペインに対する守備1

スペインに対する守備2

スペインに対する守備2


前半はボールを回せてうまく取れないという動きがおおく、押し込まれます。
その場合、日本は541となるイメージになります。森保監督も試合後コメントで541という点に関してコメントもしていました。

スペインに対する守備3

スペインに対する守備3

前半は1失点で何とか、かみ合わないながらも、捕まえて耐える時間が続きました。

後半は三苫選手・堂安選手を投入していきます。そして得点が生まれて逆転までもっていきます。

その後の守備ライン、守備の構築がもう一つ最後まで固い形になりました。
センターバックの形です。

スペインに対する守備4

スペインに対する守備4


試合全体を通してブスケツ選手やガビ選手、ペドリ選手を制限したこと、
堂安選手、三苫選手の攻撃による逆転までの展開
最後はリードを守りきるための富安選手を投入した変則的な守備陣形
これらが組み合わされて勝利につながったのだと思います。もちろん狙いがあって、
ポジション、守備の追い方などは整理されていますが、理解して作戦を遂行した
選手個人の能力の高さもあっての1勝だったと思います。

なお、スタッツ的にはボール支配率は20%を切っていて、スペインに1000本を超えるパス数を記録されています。ちなみにパス数を700本を超えることができたしあいで、
パスを回したほうが負ける試合はほとんどなく、負けたのは日本ドイツ戦、日本スペイン戦の2試合だけという結果だということです。

もう一つ日本の枠内シュートは3本でした。そのうち2本を決めているということになります。