ドイツとスペインの戦いは、世界のトップクラスが争う戦いにふさわしい
試合だったと思います。結果として引き分けではあったのですが、
個人、組織、戦術のどれをとっても最高峰と感じるしあいでした。
お互いレベルが高いためプレスをかけあい、スピードのある展開ということでその点でも別のスポーツに見えるほどの感覚になります。
スタメンです。
スペインは433です。普段通りです。スタメンの顔ぶれもコスタリカ戦とほぼかわりません。ドイツは4231のフォーメーションとなります。
この試合ではドイツはブスケツの起点をどう止めていくかが焦点となります。
ブスケツ、センターバックの2枚が起点となる形を作られないというのがあります。
もちろんそこを抑えると勝てるような相手ではないですが、自由にやらせないことは
重要になります。
試合の展開としてはスペイン先制、ドイツが追いつくという流れでした。
スペイン、ドイツともにゴールには迫っていましたし、ドイツはオフサイドで得点が取り消されています。
得点シーンはスペインはやはりブスケツが関連しています。
ブスケツ、オルモ、アルバ、モラタというパスワークでした。DFラインからブスケツにパスをしたところで止めれていれば、この得点は生まれていないか違うシナリオになったと思います。
対するドイツです。ドイツもさすがで得点チャンスを多く作るものの
オフサイド、スペインキーパーのシモンの固いセーブに阻まれてしまいます。
正直ドイツが勝利しても全くおかしくないと思うほどです。
ドイツの得点もさすがでした。スペインのパスミスを広いボールをドリブルで持っていきながら中央でのパス交換から得点をしています。スペインといえどもさすがにパスはずれる時があります。もう一つ、パスミスのところではドイツのFWが後ろからも取りに来ていますし、ノープレッシャーではないというのがやはり大きいです。
ドイツの得点も素晴らしいものでした。DFとDFの間でボールを受け取るということ
ボールの受け渡し、高レベルだと思います。特にDFとDFの間に2人が並んだ時、
あえて裏に走る、ボールを受け取りに下がるという連動は素晴らしいです。何も考えなければスペースを奪い合う形になると思います。
試合は極上でこの大会の中でもベストの試合に入ると思います。