試合レビュー ポルト vs ローマ UEFAチャンピオンズリーグ ラウンド16 2ndレグ
ポルト vs ローマの試合レビューです。
1stレグはローマが2-1で勝利しました。そしてベスト8に向けてどうなるのか?
とても面白くなる試合です。ポルトはホームで1点でも取り勝てばアウェーゴール数で勝てるのです。ローマはやりずらい試合ではあるのですが、ザニオーロがまた輝けるのか?というところが見どころでした。
試合はとても良い試合です。やはりポルトのホームですから気合が違います。
動き出しがポルトのほうが早いですし、前線からプレッシングを仕掛ける展開です。
正直ここまでポルトがプレスを仕掛けるとは思いませんでした。
スタメンです。
試合全体を通してポルトのプレッシングが成功しています。ローマはつないでいくということが、なかなかできません。局面での対応もポルトのほうが上回っていました。
データ上はポルトがシュート31本に対してローマは15本、ボールポゼッションはポルト60%に対してローマは40%、パス成功率がポルトが81%に対してローマは69%。
ローマがパスがなかなか通していけないというのがデータとしても現れています。
ポルトのプレッシングは美しささえ感じさせるものです。
ローマのディフェンスラインがボールを持つとすぐに反応します。フォワードと中盤からプレスに入り、他の選手も連動して受けてに寄せます。上の図はこの試合でかなり多く現れた局面です。
ポルトが攻めているときローマは5バック、中盤4枚という局面となりました。
かなりポルトが押し込んでいます。ローマがディフェンスラインでボールを奪取した瞬間、FWが動きだし連動して中盤の選手も動きだします。
ローマとしてはこの局面でロングボールでクリアするか、サイドにボールを出してしまうか、あるいはポルトのプレッシングでサイドで奪取され、ショートカウンターを受けるというシーンが多かったです。
この局面もよくあらわれました。ポルトが攻撃で押し込んだのではなくローマが余裕を
もってボール保持をした場合です。
フォワードの1枚が追いかけます。そして枚数が足りない場合中盤からチェックしに行きます。
ポルトは守備の考え方が統制されていたように思えます。
フォワードが追いかけ、かつ、かならず中盤から上がってチェックしに行くということが徹底されていました。
局面的にはローマも保持して前にボールを回せるのですが、少しでもプレスをかけていくということで連動した動きにして追い込むというのができていました。
ローマはパスの出しどころみつけられませんし、なによりパスの精度も低かったです。
対して、疲労はあると思いますが、プレスに走りボールをおいかけるポルトの頑張りは素晴らしい。延長の時間帯は正直、動きが止まってきていました。ですが、最後まで振り絞っていました。
とにかく、本当に素晴らしい試合でした。
最終的には延長でポルトが得点し3-1でローマに勝利しましたが、
本当に良い試合ですし、見ていてとても面白かったです。
DAZNではまだ視聴できるので見てみることをお勧めします。
せば~~~