リヨン vs バルセロナ UEFAチャンピオンズリーグのラウンド16のファーストレグ試合をレビューします。
バルセロナがリヨンのホームに乗り込んでどこまでできるのか?というのが見どころでもあります。
まずはスタメンから
スタメンですがバルセロナはメッシ、デンベレ、スアレスの攻撃陣です。
試合展開
ゲームの立ち上がりですが、リヨンもチャンスもいくつか作りました。相当惜しいシュートもシュテーゲンが押さえます。ただ、総じてミドルサード付近でバルセロナの網にかかる、低い位置でボールを奪われるケースが多い印象です。
前半はお互い攻撃はするものの最後の部分で決まらないという引き締まったゲームとなります。
バルセロナはいつも通りにメッシ、スアレスを中心に攻撃をします。対してリヨンは
カウンターを狙い、M.デンベレのスピードで高速カウンターで仕掛けます。
リヨンは我慢のディフェンスをし続けます。多くの攻撃を仕掛けられますが耐え抜きます。ボールを奪取後デンベレなどにパスが通らないと守備に回るという展開になり
バルセロナの分厚い波状攻撃を受けるという展開です。
セカンドレグとアウェーゴールのことを考えるとリヨンは引き分けかつバルセロナに失点しないというのがポイントになります。
最後の20分ほどは守備に意識を集中していたように思えます。
バルセロナとしては勝利、得点を狙いにいきますがゴールまでにはいたらず、試合終了となりました。
戦術的視点でのポイント
バルセロナの左サイド攻撃を取り上げます。ネットを探せば記事などが書かれていますが今回の試合でも見られたので解説します。
左サイドは左サイドバックのアルバのオーバーラップを引き出し攻撃を仕掛けます。
リヨンは4バックです。
まずデンベレのはチャネル付近と少し下がったハーフスペースのあたりにポジションを取ります。この動きによりディフェンスがつり出されるか、制限されて守備に出るのが難しくなります。
次にラキティッチは少し内側に入るようにポジションを取ります。リヨンのサイドハーフは引き付けられます。
そして、空いた左サイドにアラバが進出します。
この三人の動きでスペースを作り攻撃を仕掛けます。
さらにメッシは自由を与えられているので、スアレスとポジション交換を割と頻繁に行います。左に近い位置に入ることもあります。この場合、メッシによるボール保持なども発生するのでディフェンスがさらに難しくなりますし、サイドにスペースが
生まれます。
左サイドの3人に、さらにメッシの動きも加わり対応が困難になります。
この辺はパターンとしての動きが決められているようです。
試合はリヨンのほうが結果には満足できるものなのだと思います。アウェーゴールをバルセロナに与えませんでしたし、勝ち点も与えなかった。そういう意味でセカンドレグで得点を取れば引き分け以上ならばベスト8に進む可能性があります。
トーナメントを勝ち上がるための戦略として考えるなら、リヨンが成功したといえます。
せば~~~~
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