試合レビュー ユベントス vs アヤックス UEFAチャンピオンズリーグ 準々決勝 2ndレグ
若き集団のアヤックスが勝ちました。素晴らしい試合でした。
若手の集団であるアヤックスとクリスティアーノロナウド擁するユベントスの試合でした。お互いテンションの高い良い試合でした。
試合展開はユベントスが先制。やはりクリスティアーノロナウドでした。
そこから2得点のアヤックス。ユベントスが先制したときには、やはりユベントスが上がってくるのかと思いましたが、アヤックスが展開を引き寄せました。
ユベントスは幅を使う攻撃、アヤックスは細かくアタッキングサードでボール交換をする攻撃を繰り出していました。ともにミドルサードでの切り替えの早さがありました。
得点シーン以外でも57分のファン・デ・ベークのやや左からのコースを狙ったシュート
62分のネレスへの右サイドへの展開などアヤックスが勢いがありました。
データ上はシュート本数、ポゼッションともにほぼ互角でしたがシュートチャンスの印象はアヤックスのほうが上という感覚でした。
戦術的視点のポイント
アヤックスは4-2-3-1戦術をしっかりとやり切ったと思います。ボールを奪う位置は高い位置で勝負にでますが、持たれた場合、ダディッチがボールの出どころに対してチェックしつつ、ネレス、ファン・デ・ベーク・ツイエクで確実にディフェンスをするということができていました。ミドルサード付近とボランチの位置でユベントスの攻撃をしのぐことができたのが大きい要素だと思います。
とくに、クリスティアーノロナウドにボールを収めると攻撃の起点となります。
クリスティアーノロナウドは中央付近とハーフスペース付近にポジショニングしているのでここにボールが入らないことが一つの条件だったと思います。もう一つはクリスティアーノロナウドと逆サイドのクロスに対する対応が肝でした。
攻撃面でアヤックスは特殊だと思います。シュートに行けるパターンでもボールを回す。パスをして崩していく形が非常に多かったです。シュートに行けるほど崩してもパスを選択するというところがありました。62分のネレスもシュートを打てたと思いますが、パスを出しています。
よりゴール中央・近くでの勝負することを狙いとしているのかもしれません。
そういう意味でも1トップであるというところでサイドに開くというより中央に焦点を置いているのでしょう。
https://www.sofascore.com/ajax-juventus/Mdbsdjb
上記のsofascoreのサイトで各選手のプレーポジションと試合をみると明らかに中央付近でのプレーが多いといえる部分があります。
この攻撃面は次の試合なども見て確認したいです。実際にサイドに開きすぎることなく縦、中央を意識して攻撃をしているとした場合、中央を閉めるディフェンスに対してどのように対応するのか?が見どころにはあります。
せば~~