カタールワールドカップ開幕 カタール VS エクアドル

カタールワールドカップが始まりました。
多忙につきブログ更新ができていなかったのですが書いていきたいと思います。

カタール代表は開催国として、国を挙げて育成を進めて大会に臨んでいます。
アジアカップは日本に勝利して優勝しました。
サンチェス監督が落とし込んだ戦術、組織がどういったものであるかが、
私個人としては注目ポイントでした。

エクアドルは若いチームということと、南米予選をストレートで進んできました。
南米を勝ち抜くので侮れないチームではないでしょうか?

 

カタールVSエクアドルスタメン

カタールVSエクアドル


試合全体について

試合展開としてはカタールが開催国ということもあり優勢に進行するのではと
個人的には思っていました。
開催国の意気込み、プレッシャーなのか落ち着かない入りだったかと思います。
開始2分で、VARで取り消しになったもののエクアドルがゴールを奪っています。
試合全体としてはカタールが落ち着く前に、エクアドルが得点を奪い、そのままの
勢いで試合終了に持ち込んだ形です。

エクアドルについて
エクアドルは個人技が南米チームらしく高いというのと、役割や戦術が相当に落とし込まれていると思います。基本フォーメーションは442。

エクアドルの守備面では、中盤・ミドルサードのスペースで奪いきるといところは強く意識していたと思います。
DFラインは押挙げておき中盤を密にすることで、カタールの中盤がうまく機能しない状態を作り上げていました。個人的にはエクアドルの20番が非常にうまく相手を消していて、中盤の優位性を作っていたと思います。

トランジションも優れていて守備から攻撃の切り替えが早いというところがあります。
中盤でボールを奪うと、その瞬間から攻撃陣が複数で前を向いてスペースに走るが徹底されている。
基本的にはアタッキングサードよりでボールを奪えれば攻撃に瞬時に切り替えていて
守備が一瞬遅れる時間を攻撃に利用できている。自陣のディフェンスよりで奪えば無理に攻めずにパスを回すことに切り替えるが具体的に実現できていると思います。

この一試合ではわかりませんが、中盤で奪いきりショートカウンターというのが
落とし込まれているので他の試合でどこまでできるかがグループリーグ突破のカギになると思います。


カタールについて
試合開始15分までは全体的に落ち着かず、後半の入りで少し持ち直しましたが
全体としては序盤で試合が決してしまった印象です。
開始早々に点数を取られてしまったというところがゲームプランを狂わせた形ではあるのですが、全体としてエクアドルが自力に勝る展開だったと思います。

個人個人の局面と戦術面でかみ合わせがわるかったというのはあります。

ベースは5-3-2だと思います。
基本的にはディフェンス時は5枚、攻撃時は3枚の可変ですが、中盤でボールを奪われるとスペースを使われる、空いているレーンに侵入されるというのが多くありました。

ボランチの両サイドに空間が開くイメージです。攻撃から守備の際にサイドバックが対応するか、中盤のサイドが対応するかというところがかみ合っていないのか、スペースができてしまうというところかと、特にエクアドルにボールを取られた際に戻る局面だとエクアドルトランジションの速さに追いつけないということと、個人で一枚をはがされると難しい状況になっている形です。
1点目などは流れの中で使われていました。


印象に残ったのはやはり、いかに人をずらして、スペースを空けるか、そこを使うか
ゴールが生まれた2点目も守備のずれ、守備の人の間を使う形でした。


今大会は交代人数が5人ということであり交代前提でペースを作るので
ある程度早い展開で強度が高くなりそうです。その意味では展開がスピーディーとなることが予想されます。

ではまた