試合レビュー レアル・マドリード vs バルセロナ ラリーガ 第26節
ラリーガ26節 クラシコであるレアル・マドリード、バルセロナの試合レビューです。
見ごたえのある試合でした。クラシコということでスタンドは素晴らしい雰囲気ですし
試合内容もよかったです。
この試合は、バルセロナはメッシがスタメンで最強の布陣です。レアル・マドリードは
ヴィニシウス、ベンゼマ、ベイルの3トップ、左サイドにマルセロではなく、この試合もレギロンを入れてきました。
試合展開
立ち上がりこそお互い慎重に入った形かなという印象でした。両チームとも強豪ですし、不用意なプレーがあればすぐに致命的な状態になります。
メッシ中心のバルセロナに対して、レアルマドリードは絶対的なエースが存在せず総合力で戦うというなかで、どのように戦っていくかも見どころです。
レアルマドリードはヴィニシウスに預け突破、あるいはクロスでベンゼマへというのが基本戦略です。そこにレギオンがオーバーラップまたはハーフスペースを上がってくるという形です。形としては相当数ありました。
対してバルセロナはメッシがハーフスペース付近でのポジションでボールが入った瞬間に違いを作っていきます。メッシ、スアレス、デンベレで攻撃を作っていく試合運びです。
26分にバルセロナが得点します。ラキティッチが走り込みスペースへのボールを流し込みました。その後はレアル・マドリードも攻撃を仕掛けますがバルセロナが抑え込んでいきます。後半の交代で試合を終わりにかかります。
とくにバルセロナのビダル
いいですね～～～。ディフェンスをきちんとこなしてチャンスの芽をつぶしてました、
後半レアルはアセンシオを投入、レギオンと組み合わせて左サイドの攻撃を組み立てますが、ビダルが抑え込んだ印象です。
見た目以上に真面目にディフェンスしてました。
戦術的視点でのポイント
バルセロナの得点シーンです。セルヒオラモスが上がった裏のスペースを使われる展開でした。ここでメッシの存在がディフェンスラインを崩すことになります。
ラキティッチはボールを再度に預け、スペースを狙います。このときはまだ崩されていない状態です。この局面でメッシが存在する意味がでます。
カゼミーロが引くか、ラモスが下がるかパターンはいろいろありますが、カゼミーロはメッシを意識します。メッシがボールを持つ事になるのを警戒したのでしょう。
スアレスもいるので容易にポジションを離れることができません。
ここでスペースに走りこみます。そしてフィニッシュまでもっていきます。
完全にセルヒオラモスが裏を取られました。追いつこうとしますが、出足の数Mの差が届かないことになります。
試合全体を通してメッシをどうするのか、裏のスペースをどうするのか？がレアルマドリードは緩かった気がします。カゼミーロがメッシを警戒するなら、後ろのラモスが上がっていいのかというところもありますし、対策は打てたはずです。
得点シーンはその部分が差になったといえます。とわいえ、メッシをフリーにするのも怖いですが。。。
全体として引き締まったいい試合でした。ビダルもいい味だしてました。
せば～～～
