試合レビュー アトレティコマドリード VS ヘタフェ ラリーガ第1節

ラリーガもはじまりました。2019-2020シーズンの開幕です。

まずはアトレティコマドリードの試合をレビューしたいと思います。アトレティコマドリードにはジョアンフィリックスが加入しました。


ポルトガルの新生、クリスティアーノロナウドの後継者ともいわれる選手です。
昨シーズンから注目されていました。
そして、グリーズマンの後釜としてアトレティコマドリードが獲得しました。
昨シーズンベンフィカでプレーし、UEFAユーロリーグのフランクフルト戦でハットトリックを決めています。(19歳という年齢で決めています)

今期間違いなく各国のTOPチームに移籍するといわれていましたが、アトレティコマドリードだとは思っていませんでした。
これからもこの選手は注目していかないといけません。

スタメンです。

 

アトレティコマドリード VS  ヘタフェ

アトレティコマドリード VS  ヘタフェ

試合展開

23分 右からのクロスをモラタがゴールしました。あとから振り返りますが、
シンプルなクロスからの得点です。
その後、ヘタフェも得点を狙いにきます。ですが耐えている間に10人VS10人になりました。
38分、ヘタフェのホルヘ・モリーナが退場。アトレティコはロディが41分にアランバリ、42分にダミアン・スアレスに対するファウル警告を受けて退場しています。

その後、ジョアンフィリックスの3人を翻弄する突破、PK獲得。ですが、キーパーに止められます。

最終スコアは1-0でアトレティコが勝利しました。

 

戦術的視点

アトレティコの得点を取り上げたいと思います。

まずは展開の部分です。ヘタフェのディフェンスはコンパクトにまとまっています。
ある意味スキがないように見えます。

アトレティコの攻撃。展開の局面

アトレティコの攻撃。展開の局面

ただ、コンパクトにまとめ、中央を意識して閉めているからこそサイドにスペースができる状態となっていました。
アトレティコは、ジョアンフィリックスなどが少し下がって最終ラインと2列目の間に位置します。モラタがセンターDFの間にポジションを取ります。ある種ヘタフェは中央に意識がいきますが、アトレティコはサイドの開いた位置に上がってきます。
前半、後半通してこの形はかなり意識的に行われて、出現回数も多かったです。

中央でのポジショニング+サイドのスペースへのポジショニングからの展開という
攻撃が徹底されています。
得点としてはモラタのうまさによるところだと思いますが、ほぼポジショニングによる得点といってもいいかもしれません。アトレティコはピンポイントのクロスを上げる余裕はありましたし、ゴールに向かうなかでセンターバックの間の位置でのポジショニングですから、ヘタフェはかなり守りずらい(最終局面で人が捕まえずらい)という
状況だったと思います。

その他見どころ。
ジョアンフィリックスのドリブルは素晴らしかったです。シザーズからまた抜き、
バランスを崩しながらもコントロールしながら、突破していく、
最高でした。

これからもジョアンフィリックスは注目です。

 

せば~~