2019シーズン 鹿島アントラーズ Jリーグプレビュー#3 データを見て鹿島アントラーズを考える

今日は鹿島アントラーズをデータから見てみます。データといっても2018シーズンデータでどのようなチームなのか?というのをまずは理解してみたいと思います。

データについては、

www.football-lab.jp

 

フットボールラボさんのデータをもとにしています。個別に見ていきたいのですが、
14種類ほどありますが、サマリーでリーグの中でどのようなチームであるかを見ていきます。
まずは指数(=リーグ内での各カテゴリの偏差値)を見ましょう。
攻撃スタイルが見えてきます。

攻撃スタイルの指数

攻撃スタイルの指数

詳細なデータと各値の定義はフットボールラボさんで見てもらうとよいのですが、
一言でいうと、鹿島アントラーズはまんべんなく偏差値が平均以上で高めということです。
何か突出していないけど、それなりに全部が平均以上という何となく鹿島らしいと思うのは私だけでしょうか?得手不得手があんまりないというのが印象です。
※指数は偏差値ということで、平均との差と値のばらつきが考慮されているます。


攻撃スタイルの項目ごとに見ていくと、セットプレーはリーグ内でも上位、サイド攻撃が多いというのは特徴です。またショートカウンター、ロングカウンター、敵地ポゼッション、自陣ゼッションという指標(カウンターの質、ポゼッションからの崩し)
では、ショートカウンターが多いとみることができます。

次に上記の攻撃パターン毎のシュート率を見てみましょう。

シュート率一覧

シュート率一覧

このデータを見ると、攻撃スタイルとの傾向が違います。明らかに違うのはシュート率でみると中央攻撃の場合が突出して高い、サイド攻撃は他チームに比べてもシュート率が低いということです。
つまりサイド攻撃でシュートで終わることが少ない。
このデータになる理由はわかりませんが、データとしては事実なのです。少し衝撃です。データスタジアムで両サイド攻撃の指標を2014年頃から比較できるのですが、2018年はシュート率が他のシーズンより下がっていることがわかります。

鹿島アントラーズはサイド攻撃はするもののシュートでフィニッシュできていない。
精度が落ちているというのがデータを見る限りでの理解です。

データ上は相手からすると中央を閉める守備をすればよいということを当然狙うでしょう。やはり攻撃面でサイド・中央両方でシュート率を維持しないと、攻撃の厚みなどが薄く相手の守備を楽にさせてしまう。明らかに攻撃面での課題だといえると思う。

 

今年の補強では、FWに伊藤翔を獲得しましたが、最終的なフィニッシュで終わる回数、精度が上がるのではという期待があります。
こちらの記事では、伊藤翔がクロスからのゴール数が2位タイというデータが示されています。

あの新加入選手はどんなところが凄いのか?!編集部が注目するJ1クラブの新戦力をデータで紹介。彼らが持つストロングポイントとは?【Jリーグ】:Jリーグ.jp


鹿島フロントの強化ポイントはここにあるのではとデータを見て思いました。
各報道ではリーグ内では補強に関する評価は高くないですが、欠点を捉えて、対策を打ったとみることもできると思いました。

みなさんは、今回の補強はどうおもいましたか?

またデータから守備やチームスタイルを書いていきたいと思います。

せば~~~~