試合レビュー ナント VS トゥールーズの試合 フランスカップ 昌子選手出場

フランスカップ ナント VS トゥールーズの試合をお送りします。

昌子選手はフル出場ですね。スタメンから出ました。

ナント VS トゥールーズ スタメン

ナント VS トゥールーズ スタメン

 

トゥールーズは2-0で敗戦しましたが、結果として戦術面で敗戦したといえるのではないかと思います。リーグ成績ではナントは15位、トゥールーズは14位です。リーグ戦の現時点での順位を見ると両チームとも似た戦力であると推定できます。

 

試合全体としてナントの攻撃がトゥールーズより機能していたという印象です。
ナントの攻撃として、No7のクリバリ、両サイドFW、ミッドフィルダーの関係が良く機能したと思います。

ナントの攻撃戦術

ナントの攻撃戦術

基本的にNo7のクリバリは3人のセンターバックセンターバックの間にポジションを常にとっていました。弱点であるスペースで受ける動きを見せます。DFとしては嫌なポジションです。
また、サイドハーフがDFラインの両サイドのスペースを使う動きを見せます。3バックの両サイドは空きやすく弱点となるスペースです。DFとしてはクリバリが中間のポジションにいるので、DFとDFの間の距離を空きすぎないようにDFラインを調整します。
基本的にトゥールーズはサイドのMFがDFラインに下がる戦術をとっています。この場合はサイドハーフが下がるという動きをします。

ナントはこの点を念頭に攻撃を仕掛けてきていました。クリバリと両サイドFWの動きでデフェンスラインを崩していく、ずらしていくことでスペースとフリーの人間を作り出します。

非常にこのケースが多かったです。明らかに狙っていたと思います。

トゥールーズとしては3トップで仕掛ける相手に対して、4バックなどで対応するほうが良かったのかもしれません。中盤の5枚でプレスをかけることができればよかったのですがうまくボールを展開されていたこともあり守備枚数が足りないなど、局面での優位性が上回ることができなかったです。

 

昌子選手について

2失点に絡んでしまいました。1得点目は昌子選手に責任がすべてあるということではないと思うのですが、2失点目は頑張って止めてほしかったというところです。
フェイントで振り切られました。
最近の試合で思うのは、相手選手への寄せが遅い、あるいは甘いかなという印象です。
あえて距離をとったディフェンスなのかもしれませんが、昌子選手以外に近くに味方がいないかつ、ゴール前というところであれば、距離を詰めに行ったほうが良いと思います。ここら辺の間合いが海外選手との違いでしょうか
他の海外選手はかなり早めに寄せにいく(距離を詰める)印象です。そこが決定的に違っています。
ここは、昌子選手への期待、アントラーズから海外に進出した選手であるということも踏まえて、もっと改善してほしいなと、素人ながらに思いました。

せば~~~~~