クロスボール戦術について クロスボール戦術は死んだのか?を読んで
この記事を読んで素人ながら考察したいというか語りたいですね。
クロスボール戦術は死んだのか? | footballista
結論からすると死んだとは言えないって思うんですがね。クロスからのゴール数などの数字をみて判断しているのでしょうが。
サッカーの攻撃戦術として大枠ではどのエリアを狙って攻撃するかは
- 中央付近への攻撃、突破、
- サイドからの攻撃
という2種ですね。
分析の結果として明確な差となったのは「ペナルティスポットを基準として、ゴール側のエリアに落ちるクロス」か否か。例えば、アーリークロスと呼ばれるゾーン1からのクロスボールを分析すると、ペナルティスポットよりも自陣寄りに落ちるクロスの成功率は0.2%。これがゴール側に落ちるクロスボールになると、成功率は3%にまで跳ね上がる。
一般的なクロスのエリアであるゾーン2からのクロスボールでは自陣側が0.5%、ゴール側が2.5%。興味深いことに、ゴール側に落ちるクロスであれば「ブロックされやすいゾーン2からのクロスボール」よりも「ゾーン1からのアーリークロス」の方が高い成功率となっている。
サイドの深い位置となるゾーン3からのクロスボールでは自陣側で0.4%、ゴール側で2.9%。エリア内に入り込むゾーン4になると、自陣側で3.6%、ゴール側では7.2%。受け手と出し手が近い位置を保てることに加え、グラウンダーでのクロスを足でシュートする形も含まれているので、成功率が跳ね上がっている。ドリブル突破を得意とし、このエリアに侵入できるワイドアタッカーは貴重な存在となるだろう。
https://www.footballista.jp/column/45769 より抜粋
別の記事にも使いましたが、ゾーン2がC、ゾーン3がB、ゾーン4がAです。Dはゾーン1になります。確かに数字上の特徴があるもののやはり記事でも指摘しているとおりクロスは重要な攻撃手段となると思います。考えてみると
- クロスボールからの攻撃で得点を得ることができている。
- 中央付近のみを攻撃するとした場合クロスボール攻撃のバリエーションがなくなる。長身FWがチームにいればさらに強力な武器になる
- 守備側サイドを引き出して、守備陣形を崩す、あるいはスライドさせるという、攻撃までの組み立てが成立しなくなる。
原則としてどちらを主体とするか?は試合ごとに作戦があると思うが、中央・サイドを絡ませて攻撃するという作戦・戦術、もっというとゴールへの崩しという面でクロスボールは重要だというところですね。
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