サッカー戦術 マンチェスターシティ戦術 その2

今回はマンチェスターシティ戦術について、第2弾を書きたいと思います。
第一弾は過去記事で書いています。

 

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 マンチェスターシティの戦術は緻密でシステマティックになってます。
第一弾では、偽サイドバックの動きであるサイドからの戦術を書いてみました。
第二弾では、中央のスペースを利用する動きを説明してみます。

 

前提としてというか試合を見ているとわかるのが、マンチェスターシティはDFから攻めあがる場合、局面として自陣(デフェンシブサード)からの攻撃の場合、DFラインからパス交換をしながら崩し相手陣内に侵入していきます。対してミドルサード、あったキングサードでは、トランジションを意識してプレッシング、一気にショートカウンターを選択するという基本的戦術概念があります。

 

今回はディフェンシブサードから崩す形を説明します。

まずは図の1から

図1崩しの形

図1崩しの形

図でも説明していますが、ディフェンシブサードから攻撃する場合、パス、ドリブルを駆使してスペースを作り徐々に侵入します。例の場合Aの選手に入れたとします。

 

図2崩しの形の続き

図2崩しの形の続き

先ほどの局面から仮にAに入れたとすると赤Aの選手がどうしてもチェックしに行くことになります。その瞬間に黄色の円の位置にスペースができます。このスペースを使います。図の場合は極端ですが、ボールを動かして、自分の選手もスペースを探して動くことで相手をずらし、できたスペースを使います。

特にマンチェスターシティの場合最終的にはDFラインとボランチの間のスペースを狙います。図で書くと以下のエリアです。

狙いのエリア

狙いのエリア

過去記事でも書きましたが、ライン間の間の位置が基本的にサッカーでは弱点となるスペースになります。特にマンチェスターシティの場合にはこの位置を狙い、侵入していくということが一つの形になります。

例えば、19/20シーズンのウエストハム戦、またはトットナム戦などでも見られます。この戦術でパス交換をしながら動きを誘い開いたスペースでボールを受けて決定機を迎えています。
このエリアは最終ラインの前で受けることになり攻撃の起点として特に重要なエリアになります。このエリアからドリブル、あるいはウィングへのパス、裏をとるスルーパスなど攻撃を進めることができるため重要なのです。


ペップの場合5レーンの理論が有名ですが、単にライン間スペースというだけでなく、
ライン間のスペースをレーンで分け、そのエリアをどう使うかというところを突き詰めている形になります。このケースは中央に意識がありますが、偽サイドバック戦術と組み合わせると単に中央のエリアを守ればよいというわけではないので相手側からすると

非常に守備がしずらいのです。

 

 

ちなみにディフェンシブサードなどの用語や、ライン間が弱点ということは過去記事で書いてますのでこちらもどうぞ。

 

 

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