FAカップ アーセナル VS マンチェスターユナイテッドの試合をお送りします。
プレミアリーグを代表する両チームがどのような試合をするか注目でした。結果はマンチェスターユナイテッドが勝利しましたが良い試合だったと思います。
戦術的な面で、マンチェスターユナイテッドのスールシャール監督がどのような布陣で臨むかが注目ではありましたが、はやりやってきました。
ルカクが右サイド、リンガードが中央です。試合ではルカクを右サイドに置くというのが非常に効果が出ていたと思います。相手DFのコラシナツなどは対応がやはり難しそうでした。またリンガードが下がりながら空いたスペースにルカクが入り込むなど自由度が高そうでした。結果としてルカクが2アシストを記録していますが、ルカクが中央に入ってきて裏へのパスでサンチェス、ルカクが右サイド側に寄ったときに、リンガードという形でした。
ルカクとリンガードのヒートマップです。
2人のヒートマップの特徴としてリンガードはアタッキングサードの中央のエリアはあまりプレーしていませんが、ルカクがそのエリアに入ってきています。試合でもルカクが中央のスペースに入ってくるというのが多かったです。
もう一つルカクのヒートマップで明らかにハーフスペースにポジションをとっています。ルカクは深いサイドの開いた位置、ミドルスペースの外側のポジション、ハーフスペースのアタック開始位置の3か所に多くポジショニングしています。全体的には大きな3角形を形成してポジショニングをしていることがわかります。
試合を見た後、スールシャール監督がニュースでルカクの起用にコメントしてました
マンチェスター・Uは25日、FAカップ5回戦でアーセナルと対戦。敵地での一戦でスールシャール監督は、本職センターフォワードのロメル・ルカクを右ウイングで、そしてジェシー・リンガードを“偽9番”とする4-3-3を採用した。このシステムは見事に機能し、ルカクはアレクシス・サンチェスとリンガードのゴールをアシスト。途中出場のアントニー・マルシャルもゴールを奪い、3-1で勝利したマンチェスター・Uが次ラウンドに進出した。
就任後8連勝を決めたスールシャール監督は、今回の一戦における起用法について、「ロム(ルカク)はベルギー代表とエヴァートン時代にそのポジションでプレーしていた。これは我々が活用できる戦術だ。我々は彼のフィジカル的な強さを理解している。彼はボールを前に運び、アレクシスへの素晴らしいアシストを見せた」とコメント。ルカクの特長と実績を鑑みたうえでの采配だったと主張した。
“ウイングのルカク”、“偽9番のリンガード”に、無傷8連勝中のスールシャール「これは我々が活用できる戦術」 | Goal.com
やはりルカクのポジション、リンガードのプレーは戦術的なようなものだったようです。スールシャール監督がどのような戦術を組み込んでくるのか楽しみになりました。
この試合で最もすごいと思った選手はボグバ選手です。マンチェスターユナイテッドを支えていました相当な運動量ですしさすがに持つと相手にとって脅威を与えていました。
偽9番(バルセロナ版)の戦術に関してはこちらで書いています。
試合ハイライト